なぜなぜ分析の失敗する原因

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なぜなぜ分析を行うにあたってのポイントを先日投稿しましたが、今日は逆になぜなぜ分析が失敗してしまう原因について解説します。

・分析対象の事象が曖昧
・原因からの結果の関係性ができていない
・属人的な原因に回帰してしまう
・現場とかけ離れている

分析対象の事象が曖昧
「お客さまデータ入力でミスをした」という事象だけの場合、深堀がしにくいです。
そのため、何がどの程度どうだったのか?という事象から発生して振り返りながら分析をスタートする必要があります。
例えば、
「お客さま」とは、特定のお客様なのか?それとも、お客様全体なのか?
「データ」とは、特定のデータなのか?
「ミスをした」どのようなミスがどのタイミングで発生したのか?
と言ったように深掘りしやすいようにしていく必要があります。

原因からの結果の関係性ができていない
事象に対しての要素の関係性ができていないと、ただの意見だしになってしまい、問題の解決に辿り着きません。
だからこそ、原因と原因をからくる結果の関係性を明確化していくことが重要です。

属人的な原因に回帰してしまう
「特定の人が行った業務だからミスをした」と言った属人的なことを原因にすると問題の再発改善ができません。
そのため、ミスをした人が業務を行う際、どのような問題があったのか?という観点から解決策を導き出す必要があります。

現場とかけ離れている
現場検証をせずに、理想論だけで解決策を明確化しても意味がありません。
重要なことは現場で活かせることにあります。

このような点を気をつけることが、なぜなぜ分析で失敗を防ぐ原因となります。

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