皆さん、おはようございます。
本日は情報漏洩をしてしまった場合、損害賠償としてどれだけの費用がかかったか?ということを過去のケースから解説できたらと考えています。
最近、ますます耳にする情報漏洩問題ですが、実際に情報漏洩をしてしまった場合の損害賠償としてどれぐらいの費用が発生すると思いますか?
日本ネットワークセキュリティ協会で、試算している金額として、2015年の想定損害賠償総額は2,541億円3,663万円、事故・事件1件当たりの損害賠償額は3億3,705万円という結果でした。
1社が平均3億円以上を支払ったということになります。
情報漏洩対象1人あたりの損害賠償としては、2万8,020円となるようです。
これは情報漏洩における損害賠償額を情報漏洩した人数で割った金額の平均値となります。
上記の金額が上限かというと必ずしもそうではなく、どんな情報を漏洩してしまったかによって金額が異なり、情報漏洩してしまった内容に機密性が高い情報が含まれていた場合、一人数万円の補償をするケースもあります。
情報漏洩はちょっとしたことで発生しうります。
しかし、情報漏洩に対する損害賠償、その後の対策費用を考えるとちょっとしたことでは済まされません。
情報漏洩をしないためにも、日頃からの教育や環境の整備が重要になります。