先日、BYODに関する記事を記載しました。
BYODはうまく活用することができれば、非常に便利になります。
しかし、プライベートと仕事の区切りがしにくくなるというデメリットもあります。
BYODを採用することにより起こりうる問題に対してどのようにセキュリティ対策を行なっていけばいいのかを解説いたします。
【BYOD端末へのセキュリティ対策】
・端末紛失時の対策
・セキュリティソフトのインストール・パターンファイルの最新化
・利用可能なITサービスの明確化
端末紛失時の対策
端末紛失時に一番気にかける必要のある点が企業情報の漏洩をしていないか?という点にあります。
つまり、端末がなくなったことが問題ではなく、情報漏洩をする恐れがある、もしくは情報漏洩することが問題となります。情報漏洩を防ぐためにはリモートデスクトップやセキュリティブラウザなどの端末へ情報を残さない特殊なサービスを活用するかMDM、MCM、MAMなどの紛失端末に対して遠隔で操作可能なツールを入れる必要があります。
セキュリティソフトのインストール・パターンファイルの最新化
利用する端末にはちゃんとセキュリティソフトをインストールし、最新のパターンファイルを適応させる必要があります。この対策を行うことにより、情報漏洩に対する脅威の多くを未然に回避することが可能です。当たり前のことを記載しているかもしれませんが、意外とできていない人が多いことも事実です。
利用可能なITサービスの明確化
会社として利用してOKなITサービスの明確化とライセンスを用意することが重要です。事前に利用可能なITサービスの明確化にすることで社員がシャドーITを行うリスクを未然に回避することが可能です。
聞いたことがある、知っているということを記載しているかもしれませんが、今一度見返してみることをお勧めします。見返すことで、今まで把握していなかった問題を確認することができるかもしれません。