先日まで組織風土に関する内容を記載しました。
組織風土を良くすることがDXの成功にもつながるとお伝えしましたが、組織風土を良くする理由の一つにVUCA時代ということが挙げられます。
このVUCAとはどのようなものなのでしょうか。
VUCAとは
先行きが不透明で将来の予測が困難な状態を指します。VUCAの良い方はブーカと読みます。
VUCAは次の単語の頭文字をとった言葉です。
V:変動性(Volatility)
U:不確実性(Uncertainty)
C:複雑性(Complexity)
A:曖昧性(Ambiguity)
2010年代に入ると、世の中の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、使われるようになったと言われています。
だからこそ、VUCA時代になると「想定外のことが起こりやすい」です。
例えば、コロナなどによるワークスタイルの変革があります。今までのワークスタイルは、会社に出社して仕事をすることが当たり前でした。しかし、コロナが流行った際、会社への出勤を控える必要が出てきて、テレワークによる働き方を採用する企業が多くなりました。
また、「今までの常識が非常識になる」ことがあります。
10年前に映画を観たい場合、DVDのレンタルを行うのが一般的でした。それが今では、アマゾンプライムビデオなどのサブスクリプションサービスに契約していれば、いつでも映画を観ることが可能になります。このように今まで当たり前だったサービス形態の主流が変わることがあります。
だからこそ、過去にとらわれずVUCAの概念をしっかりと持ちながら、会社・個人自身の将来の方向性を明確にすることが重要です。